住み方にはいろいろありますが、住宅の取得を考える際、資産性の高さから考えれば一戸建て住宅が優位であると言っても大袈裟ではないでしょう。そのポイントは、土地が残るということです。集合住宅の代表格ともいえるマンションでは、取得価格に占める土地の割合が低いのが一般的で、事例を挙げれば、総額のうち建物部分が8割を占め、土地部分の価値は2割などというものもあります。また、集合住宅であるがゆえ、土地自体が、自分の意志ではどうにもならないということにもなるわけです。

一方、一戸建て住宅は、建物部分は6割、土地部分は4割など、総金額における土地部分の比重が高いというのが一般的です。マンションにしても、一戸建て住宅にしても、築年数が進めば進むほど減価償却され、建物部分の価値は下がります。建物部分の比重が高いマンションなどは、そういった観点から、無価値化へのスピードが速まるという事なのです。それでも、都心や、利便性の高い地域での物件ならば、逆に売買価格は上昇することもないとは言えませんが、そういった点からみれば、一戸建て住宅についても同じことが言えるわけです。

また、古くなったからといって、自分の意思での建て替えの融通の利きにくいマンションよりも、土地の比重が高い一戸建てなら、建て替えもスムーズに運ぶことになりますし、建て替えをしないまでもリフォームをと考えた場合でも、設備等の交換などで、優位性があるわけです。

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