マンションを購入するときに、住宅ローンの金利タイプをどうしようかと悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか。金融に関する知識があって悩んでいるのなら十分に悩めばよいのですが、全く検討もつかないという人なら、全期間固定金利を選んでおくのが良いです。その理由は、最もリスクが小さいからです。マンションを購入するための住宅ローンでは、全期間固定金利以外にも変動金利は固定金利期間選択型などがありますが、これらはリスクが高いと考えられます。
金利市場で利上げが行われた場合、例えば日本国債が売り込まれて金利が急上昇した場合には、変動金利で契約をしていると利上げが行われます。それによって利息の支払金額が大きくなってしまう可能性があります。固定金利期間選択型の場合、固定金利期間では変化しませんが、その後にやはり利上げが行われる可能性があります。利上げが行われて利息の支払金額が大きくなり、借金が膨らんでいくと言った状況になる可能性は十分にあると言えるでしょう。
金利市場の動向は、数年くらい先なら予想できないわけではありませんが、住宅ローンは最長35年ということを考えれば、それだけ遠い未来を予想することはほぼ不可能だと言えるでしょう。近遊の知識のある人なら金利上昇リスクへの対応もできるでしょうが、そうではない人なら対応していくことは難しいでしょう。それを考えれば、マンション購入の時には全期間固定金利を選んでおいたほうが安全だと考えられます。