マンションに入居するときには火災保険などの保険料を支払わなければならないことがあります。火災保険とは、火災などによって損害が生じた時のためのものです。共用部分については、オーナーが責任を持って管理することとなっていますから、その部分は関係がありません。入居者の責任となるのは、基本的には専有部分です。

例えば、火災を発生させてしまった場合や、水漏れによって建物に損害を与えてしまった場合、この損害は賠償しなければなりません。オーナーから損害賠償を求められることになるでしょう。しかし、マンションの構造部分にまで損傷が及んでしまうと、莫大な金額をかけなければ修繕することはできなくなりますから、入居者に対しては負担が大きすぎると言わざるを得ません。それができなくなると、オーナーが自腹で修繕しなければならないのですから、オーナーとしてはたまったものではありません。

このような状況になったとしても、保険に加入していれば解決できるでしょう。そのために、マンションに入居する条件として火災保険への加入が義務付けられていることがあります。火災保険によって保証される範囲や補償額などが異なっています。物件によっては火災保険を指定されることもあるようですが、いくつかの中から選ぶことができる場合もあります。

その金額は1万円から2万円くらいに収まるのが普通ですが、金額としては安くありませんから、予算に入れておきましょう。

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